みえの はるなさん
みえの はるな さん
さて最後になりましたが 神様の食事を作る厨房が「忌火屋殿(いみびやでん)」です…
この「忌火(いみび)」という言葉ですが 今よく使う「忌中」などの「忌」とは意味が違い「清浄な火」のことをいい 今でもヒノキの板にヤマビワ製の心棒を摩擦して火をおこしています…
「忌火屋殿」は内宮にもあるのですが 内宮では神嘗祭など特別な行事があるときだけ使用され 普段(毎日)使われているのは外宮の「忌火屋殿」だけです…
ここは手前に縄が張られていて わたし達はそこから中に入ることができません…
食堂である「御饌殿(みけでん)」は正宮の中にありますので こちらも当然立入禁止です…
(ただ わたしのお兄ちゃんは 前回の遷宮の時 遷宮されたあとの旧正宮がまだ取り壊されずに残っているときに中に入ることができて 旧「御饌殿」や旧「正殿」を間近に見ることができたそうです…)

食事を作り提供する「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうのおおみけさい)」の詳しいことはこちら…
https://www.isejingu.or.jp/ritual/annual/higotoasayu.html

お写真左が 外宮の「忌火屋殿」です…
よく見ると 屋根から煙が出ているのがお分かりでしょうか…
右が外宮の境内図 「忌火屋殿」と「御饌殿」の位置関係はこのようになっています…
(方位が真北にはなっていませんが…)