茜さん
さん
はるなさん

播磨の国小野藩(1万石)の最後の藩主・一柳(ひとつやなぎ)未徳は1868年の戊辰戦争で早くから新政府に協力しており、1884年の華族令により子爵となります。この子爵の三女満幸子(1884-1969)がヴォーリズと結婚しています。

満幸子はアメリカに留学中に洗礼を受け、幼児教育を勉強して帰国しました。

近江八幡でキリスト教の宣教活動をしているヴォーリズ(1880-1964)と知りあい、1918年に結婚しています。

幼児教育の実践を日本で試してみたいと1922年にヴォ―リズ学園を創立します。

アメリカは寄付の文化がある国です。
米国「メンソレータム本社」の創業者ロイドの夫人がこれを聞いてヴォーリズ学園に多額の寄付をして、校舎の充実を図りました。
学園内には「ロイド記念館」があります。

そして今回長年の疑問が解けたことがあります。
子爵一柳の二男恵三(1876-1952)がNHK朝ドラ「アサが来た」の主人公広岡浅子(大同生命の創業者)の娘と結婚して広岡の婿養子に入っています。
だから大阪の大同生命本社ビルなど11棟、ヴォーリズ建築が多いことがわかりました。

写真1・ヴォーリズ学園
写真2・左右対称の2軒長屋です。
写真4・ヴォーリズ記念館 「紺屋の白袴」のごとく忙しくて自宅はヴォーリズ学園の先生の宿舎を使っています。
というよりは奥さんが学園に近いところを希望したようです。