某有名ファッションデザイナーのＤさんが以前ＴＶで、「何も彩らない指先は裸も同然。皆さんは裸で町を歩けますか？」と話しをしていました。この言葉を聞いて私もドキッとしたことを覚えています。お化粧をして、お気に入りのお衣装を着て…しっかりと身支度を整えたのに手先がノータッチでは、なんとなくその部分だけが男性のままのように感じます。冬でしたら手袋でカモフラージュすることができますが、そうでないシーズンはカバーをすることがなかなか難しい箇所です。だからこそ工夫が必要です。

マニキュアをつけて彩る際には、お召しになるお衣装の雰囲気に合わせてお色を選びましょう。あまり目立ちたくないときには、OLさんに人気のある「うっすらピンクのベージュ色」が適しています。肌色に近いお色は指を細く見せる効果もあります。マニキュアのつけ方ですが、甘皮（爪の表面の皮）は塗らないように工夫をし、側面の生え際よりも気持ち内側から塗ると、ネイルオフが簡単です。ラメ入りのマニキュアをお使いの際には、デンセンをしてしまったストッキングや目の細かいガーゼを使うと、ラメはすんなり落とせます。

マニキュアをつけると指先が少々重く感じます。違和感がありどうしてもマニキュアが苦手な方は、爪を磨くだけでも指先が美しく変わります。爪の長さを整えることと、爪の裏側の隙間に汚れが無いことは必須です。手の甲の血管が目立つ方は、ベビーパウダーやラメ入りのフィニッシュパウダーをうっすらとつけると、光の効果で若干目立たなくなります。

手は思った以上に他人に見られています。お顔をメイクするように手先もメイクアップをして、より女性的に表現したいですね。